2011年 06月 24日
■GYu 不定期コラム 第4回/6月24日 |
*宮城のいづみやさんから宮城の日本酒が届きました!
毎回お手紙が同封して頂いてますが、
今回ご紹介させて頂きます~
─Dear Gyu‐Chan ───
June 20th(Mon)11
仙台は梅雨前の晴天の日が続いてます。
沿岸部では気温上昇と共に、魚介製品の腐敗が進み、
ハエの異常発生という問題出てきていて、全く次々と色んな事出で来るっちゃね。
調子良くご注文頂き、あんがどね。
今回おやぢのChoice.日高見吟醸ひより´は正に「石巻の酒」です。
同市で酒米農家を営む太田さんが作ったひよりで醸したこの吟醸は、
今年は一段と出来が良い。
太田さんの田んぼには【兜えび】が棲んでる。
このヱビ、農薬には大変弱く、澄んだ水でないと生息したいの。
で、こいつが仲々に役立つなんです。
足をせわしなく動かして田んぼの雑草の発芽を防ぐ事となる。
これは全て本来持つ自然界の連載。
人類は、この回り回って様々な弊害が出て来たんでねべが?
石巻産の酒米による石巻の蔵が造った酒。
「絶対に負けない石巻」と社長が唱えた声を感じれっぺよ。
`Blues Is Alright!″
Soulファンご用達のフレーズに`Killer!″というのがあるけど、
萩の鶴の純吟醸別仕込みは正に`Killer ! ″
当店では「ネコ酒」として親しまれているけど、この酒は実際・純大吟醸です。
それは*08 ~09シーズンのこと、大吟醸が売れなくなったんで、造る量を半分にした。
ただ、酒母はそのまま通常通りに造ったんです。
「酒母」(しゅぼ。もと′ともいう)とは麹米酵母水で仕込む、正に酒の元となるもの。
通常タンクで醪を造る前に、小タンクにてこの酒母を造り、
酒母を通常タンクに移して米(掛米)、水を3回に分けて加え(これを三段仕込みという)
約3~4週間発酵させた後に絞って出て来るのが清酒。
酒母造りにはとても大事な部分です。
半分にした大吟(山田錦40%精米仕込み)なので、酒母も半分で済む。
んで、残った半分の酒母をどうすべや?となった時に、
んではこれに美山錦(50%精米)を掛米にして「純吟」にすっぺや、となった。
ラベルには、この美山錦の精米歩合しか記されていないけど、実際はトータル46~47%程。
この数字だけで充分純米大吟だけど、そういう表面的なものではなく、味わいが正に「大」。
お客さんにはその辺を伝えて、すすめてみてね。
デビューした時、蔵本の案内FAXには勿論そんな事は記載されていない。
届いた酒チェックして驚き、この値ではエラく安い。
以前限定で出したあの大吟と風味が似てるね、と、
後で曜平君に伝えたら「これ、、、」と、このエピソードを教えてくれたの。
酒(に限らず)の表面だけ見て(飲んで)、その奥に潜むものに気付かないと、
こんな話は造り手はしてくれません。
相手を本気にさせ、真剣にさせ、そして心を開いて貰うようにする事には、
全て「己」次第なんだね。
というところで、んでまず。
佐々木健一
毎回お手紙が同封して頂いてますが、
今回ご紹介させて頂きます~
─Dear Gyu‐Chan ───
June 20th(Mon)11
仙台は梅雨前の晴天の日が続いてます。
沿岸部では気温上昇と共に、魚介製品の腐敗が進み、
ハエの異常発生という問題出てきていて、全く次々と色んな事出で来るっちゃね。
調子良くご注文頂き、あんがどね。
今回おやぢのChoice.日高見吟醸ひより´は正に「石巻の酒」です。
同市で酒米農家を営む太田さんが作ったひよりで醸したこの吟醸は、
今年は一段と出来が良い。
太田さんの田んぼには【兜えび】が棲んでる。
このヱビ、農薬には大変弱く、澄んだ水でないと生息したいの。
で、こいつが仲々に役立つなんです。
足をせわしなく動かして田んぼの雑草の発芽を防ぐ事となる。
これは全て本来持つ自然界の連載。
人類は、この回り回って様々な弊害が出て来たんでねべが?
石巻産の酒米による石巻の蔵が造った酒。
「絶対に負けない石巻」と社長が唱えた声を感じれっぺよ。
`Blues Is Alright!″
Soulファンご用達のフレーズに`Killer!″というのがあるけど、
萩の鶴の純吟醸別仕込みは正に`Killer ! ″
当店では「ネコ酒」として親しまれているけど、この酒は実際・純大吟醸です。
それは*08 ~09シーズンのこと、大吟醸が売れなくなったんで、造る量を半分にした。
ただ、酒母はそのまま通常通りに造ったんです。
「酒母」(しゅぼ。もと′ともいう)とは麹米酵母水で仕込む、正に酒の元となるもの。
通常タンクで醪を造る前に、小タンクにてこの酒母を造り、
酒母を通常タンクに移して米(掛米)、水を3回に分けて加え(これを三段仕込みという)
約3~4週間発酵させた後に絞って出て来るのが清酒。
酒母造りにはとても大事な部分です。
半分にした大吟(山田錦40%精米仕込み)なので、酒母も半分で済む。
んで、残った半分の酒母をどうすべや?となった時に、
んではこれに美山錦(50%精米)を掛米にして「純吟」にすっぺや、となった。
ラベルには、この美山錦の精米歩合しか記されていないけど、実際はトータル46~47%程。
この数字だけで充分純米大吟だけど、そういう表面的なものではなく、味わいが正に「大」。
お客さんにはその辺を伝えて、すすめてみてね。
デビューした時、蔵本の案内FAXには勿論そんな事は記載されていない。
届いた酒チェックして驚き、この値ではエラく安い。
以前限定で出したあの大吟と風味が似てるね、と、
後で曜平君に伝えたら「これ、、、」と、このエピソードを教えてくれたの。
酒(に限らず)の表面だけ見て(飲んで)、その奥に潜むものに気付かないと、
こんな話は造り手はしてくれません。
相手を本気にさせ、真剣にさせ、そして心を開いて貰うようにする事には、
全て「己」次第なんだね。
というところで、んでまず。
佐々木健一
by hasutobara
| 2011-06-24 01:46
| Gyu コラム